【2013年12月29日主張】本ウェブサイトの掲示板機能の無期限停止について


 このウェブサイトは、大高正二氏の裁判・司法批判に関して、日本の司法制度の問題点を市民レベルで考え、また裁判の実態を監視することを目的としております。また、ウェブサイトの一つのサービスとして、掲示板を設けて、読者の皆様の自由な発言と相互の意見交換を行えるようにしておりました。

 匿名の掲示板での発言は、しばしば無責任な他者への誹謗中傷、名誉棄損、プライバシーの侵害等の問題を引き起こしますので、そのような投稿記事に関しては、管理人の判断で適宜削除するなどの措置を講じてきました。

 ところが、掲示板において、司法制度の問題点の検討とはあまり関係のない私人同士の攻防が激化し、それぞれの立場から管理人に対して相手の投稿を削除することがしばしば要求されてきました。掲示板の管理は管理人の責任であり、投稿を削除するか、あるいは修正するかどうかに関しても、あくまでも掲示板の自主的な管理基準にしたがい、管理人が自らの判断で行うべきところ、一部の投稿者が自らの要求にしたがわない場合には管理人の管理責任を問題にして、提訴するというような恫喝的な姿勢を取るに至りました。

 管理人としては、そのような一方的な要求はまったく理由のないものであると考えておりますが、本ウェブサイトが裁判所を監視し、裁判所の在り方を批判的に検討するという目的を有している点について、さまざま伝わってくる情報によると裁判所や司法当局が本ウェブサイトの存在を好ましく思っておらず、何らかの口実を見つけて本ウェブサイトに介入しようともくろんでいる可能性を考慮の外に置くことはできません。たとえば、掲示板に関する言いがかり的な提訴を裁判所が利用して、管理人の主張を無視して、管理人にことさら不利な判決を出すことなどにより、ウェブサイトの運営を妨害したり、本ウェブサイトの存立そのものを成り立たなくして、市民の裁判所に対する監視活動を封殺しようという動きに出る可能性を考えざるを得ません。

 本ウェブサイトの目的は、裁判所が何を行っているのかを理性的に観察し、その情報を公開し、問題点などを考えていこうというところにあり、掲示板が提供している投稿者の意見発表のサービスはあくまでも補助的なものでしかありません。また、現在のインターネット環境では、ネットを通じた市民の意見発表は、twitter、ブログ、facebookなどのツールを通して、だれでも容易に行うことができ、実際に、この掲示板で管理者にいろいろなことを要求している人々もそのようなツールで自らの主張を公開しております。したがって、本ウェブサイトの掲示板が市民の意見発表の場を提供する役割は、全体的に見てそれほど重要であるともいえません。

 このような事情を鑑み、本ウェブサイトの掲示板の機能を停止することにいたしました。

文責:裁判ウォッチャー

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